2014年12月22日月曜日

学振受給者の特定支出控除

最近よく聞く「特定支出控除」



これは簡単にいうと、サラリーマンの必要経費について税金を免除しますよ!っていうもの。
じゃ学振受給者はどうなるの?ってことで少し調べました。
ここ最近よく目にするのは平成25年度から税制が改正され、必要経費の最低額が引き下げられたので普通のサラリーマンでも申請しやすくなったのです。

日本学術振興会には受給年度の初めに「研究遂行経費」を申請します。
これは皆さん知ってるかと・・・

研究遂行経費 ・・・学振の手引きP.29
研究奨励金の3割相当額を「研究遂行経費」として課税対象より除外することができます。

たとえば、特別研究員DCの研究奨励費は月額20万円ですので
4~3月 240万×3割=72万円

が控除対象となります。

それもこれは年度初めに申請した後は年度中の変更は認められません。
人によってはとりあえず申請しとくべし!という人も多いようです。

一方、特定支出控除の金額はこちら。年収でことなるので


               収入    特定支出控除適応額
DC初年度 4~12月 180万円        36万円
次年度   1~12月 240万円        45万円

これらが控除対象額です。

???おかしい。先ほどの研究遂行経費72万との差分はどうなった?

本来、特定支出控除は所得支払者が必要経費と認めれば申請可能ですので、
学術振興会に聞いてみました。

すると、必要経費には認められないとのこと・・・
理由は
①学術振興会と受給者に雇用関係がない
②学振は研究遂行経費システムをもつため

でした。そもそも給与所得があるのに雇用関係にないとはよくわからない状態ですが
その辺はよくわからないので今回は割愛。

私は今回のことについて

学振側は自らの内規適用外だからという理由で、法律で与えられた権利を剥奪している

と思うわけです。

実際、その辺理解している学生なんて殆どいないし(私も社会人なってから知りました・・・)
訴訟されてもいいと思ってるんでしょうか??

平成24年以前は特定支出控除の適用額が現在の2倍でしたので、研究遂行経費と同じぐらいでした。ただ単に学振の規定が追いついて無いだけのような気もしますが。。。


2014年6月7日土曜日

学会でのタブレット利用を考える ~手書きノート編~

これまでにタブレットの【機種選び】や【電子書籍利用】方法を書いてきました。

でも学会での利用を想定している以上、ノートのようにメモが取れないとダメ!
ということですね。

じゃあノートアプリが必要になります。ってことで今回はノートアプリの選定です。

必要条件

・手書き
・文字打ち込み
・PDFへの上書き
・書き込み位置の自由度

って感じかな。順々に説明します

・手書き 

・文字打ち込み

世の中には書き込み方法に3つくらいあるように思います。
「タイピング打ち込み」「手書き文字入力」「手書きイラスト」

タイピングはご存知の通りワードなど通常のテキスト入力ですね。

次に手書き文字ですが、これはタブレットだから可能な機能の一つですね。手書きした文字を自動認識して活字に変換する場合、手書き文字をそのままテキスト行に貼り付けつ場合。
どちらにしても私には重要性がわかりません。大きなタブレットなら利用可能でしょうが、10インチサイズのタブレットに細かい字は書けないですからね。
まぁあとは私の字が汚いのでよめない・・・泣

最後は手書きイラストですが、ノートなのになんでイラスト?って思うかもしれません、確かに検索しても上記2点は重要視されるのに、イラスト入力はあまり存在しないんです。
ただ
私は化学系ということもありまして、図や絵を描きたいことがおおいんですよ!
まぁ絵というか主に化学式ですけどね・・・

ってことで、私の場合は「タイピング打ち込み」「手書きイラスト」が可能なものを選んでいます。

・PDFへの上書き

ノートとしてだけなら、白紙への書き込みで十分ですが実際に学会会場では
印刷した予稿に書きこむことが多いです。
そのまま保存すれば予稿の内容も保管できますからね。
今は予稿PDFはオンラインで閲覧可能な場合が多いので、読みたい予稿をPDFで
ダウンロードして直接書き込むだけでノートの完成!!

・書き込み位置の自由度

最後は書き込み位置ですが、多くのアプリはなぜだか左端からしか書き込めないものが多い。。。なぜでしょうね、wordも基本は左端スタートなので、そういった点をあえて踏襲しているんでしょうか?
私としては、メモ書きのように使用したいので、どこでも書き込めるものがよい!

以上を踏まえて探してみたところ、

次の3つが残りました!全て無料版で充分使えます!
マイクロソフト製Officeの1つですが、これは優秀!もうマイクソソフトなんて言わせないってくらい完成度が高い!
なにより、普段Officeを使う人には使い勝手が同じなので、馴染みやすいですね。
簡単に言うと手書き可能なPowerPointって感じです。

ファイルの保管場所はWin8にならってかOnedriveの1択、OfficeのようにPC内への保管は一時的なようです。
唯一の欠点(今の段階)というと、Android版は手書き入力ができず読み込みのみという点です。唯一というかこれが最大の欠点ですので、早く有料化でも何でもいいのでフルVer.をリリースして欲しいですね。

Skitch

Evernote傘下のソフトウエアです。もともとは独立したソフト会社でしたが、Evernoteに吸収合併されたようです。前から使い勝手よかったんですが、吸収されたことでEvernoteとの親和性が向上してるようです!
Evernoteユーザーには導入しやすいソフトかもしれません。こちらもファイル場所はEvernoteが基本で、他は共有って形をとります。

特に欠点はないですが、少しテイストが作画へ寄ってる感じがありますね。イラストを描くことがメインで+αテキストが書き込めるといった感じ。この辺は好みでしょうね。


Note Anytime

最後になりましたが、私は結局これで行こうと思っています。
これは7notesとかSu-Penの会社といえばご存知の方も多いかと思います。

使い勝手はOneNoteに近く、様々な便利ショートカットが多いの良いですね。
たとえばその場で長押しすると、入力切替ができるとか、図形をタップして長押しでサイズ調整コマンドが立ち上がったり。
コマンド画面出すのって結構面倒なんで、とても助かります。
他にも使い勝手は個人の好みですが、私は直感的に紙に一番近いかな?っと思います。単純に一番使いやすかった。
手早く、やりたいことが、簡単にできました!!

ファイル保存は独自のデジタルキャビネット、ファイルエクスポート可能ですが独自形式のみとなるので、完全にこいつに依存してしまいます。せめてPDF出力対応してほしーい!

今後は問題なくなっていくと思いますが、Windowsは8以降のみ対応です・・・というかWinstoreのみですね。


ってことで、お話は終わり実際にバンバン使っていくのは今年(2014年)の夏からになりそうです!

2014年4月1日火曜日

学会でのタブレット活用を考える ~電子書籍編~

タブレットの機種については前回 【機種選び編】 触れています
あと、【手書きノートアプリ】についても追記しました。

今回は電子書籍導入にあたってですね。

あくまで、学会での利用を主目的に、プライベートでも利用したいというのがコンセプトです。

・予稿PDF
・論文PDF
・自炊jpg (コミック・文庫など)
・電子書籍として購読

の3本柱となります。
PDFは自分で準備するとして、購読した電子書籍と自炊ファイルを併用できるリーダーアプリの選定ってのが重要でしょうか。

すこし調べると分かりますが、なぜか世間は電子書籍の購読派と自炊派に分かれているみたいです。併用するって情報があまり上がってこない・・・なぜ?


って感じですが・・・
恥ずかしながら、そもそも電子書籍ってどういう状態?という現状ですのでまずはそこから

ファイル形式

電子書籍のファイル形式は様々で1つには統合されていないようです。
ただ、ある程度方向性は見えてきていて、選ぶ基準になるかもしれません。
大手出版社は.bookを採用している模様、米国標準ではEPUBで、ソニーも採用。シャープのXMDFは国内では問題ないようですが今後は不安かな?

電子書籍のファイル形式、3種類の規格(拡張子)を押さえよう

実は重要! よくわかる電子書籍フォーマット規格!!

主要電子書店の配信ファイル形式を出版社別に調べてみた

電子書籍の購入

電子書籍の購入は有名どころではamazonや楽天book、他にもたくさんあります。基本的に各社が専用アプリを提供しているため、購入した書籍を専用アプリで読む分には何も問題ありません。

ただ、購入方式には書籍のデータファイルをダウンロードするタイプと、読むだけ(ストリーミングのようなもの?)のタイプがあるようで、端末の数によって選択を迫られるでしょう。

実際に購入したダウンロードデータを違う端末で読めるのか?著作の問題が絡むので面倒な操作が必要だと思いますが、やってみないとわかりませんね。

購入元をどこにするかは、個人次第かと思いますがとても良い比較サイトがありました。

amazon 楽天 は他のものも購入できるし、ポイント集約にはいいかな~と思っていたけど。電子書籍的にはイマイチのようです。
一方
BookLive!(凸版) ReaderStore(ソニー)は書籍に特化しているだけに、品揃え使い勝手は突出して良いようです。


PDFや自炊モノを読む

あとは専用アプリが自炊モノに対応しているかが重要ですね。
電子書籍専用端末はこれが出来ないものが多いため、今回は汎用タブレットでの利用が前提です。
これまでの含めて、専用アプリの比較をしてくれているサイトがこちら


まぁ後編なんですけどね。

ここで重要なのが、本件の主旨である 予稿・論文PDFの読みやすさ!ですね。

当然データの保管も兼ねるわけで、ストレージはそれなりに必要。しかしタブレットには求められない・・・ってことで外部ストレージ対応していることが必須条件。
この時点で

・ReaderStore
・楽天kobo

に絞られました。この二つは画像ファイル(jpg、gif、)対応なので自炊モノにも対応しています。さらに楽天koboはzip、rarをそのまま読み込めるため自炊モノには打って付けですね。

(追記)
勘違いしていたようです。上記2つはアプリではなく、電子書籍端末としてのRederやkoboの情報ですね。アプリでは自炊モノを読み込んでくれませんでした。

そいうことで、実際に利用してみた結果

Perfect Viewer

無難ですが、こいつが使いやすいかな。コミック読む場合はjpegが多いですが、zipのまま読み込んでくれる優れもの!
pdfは別途プラグイン必要ですので忘れずに!

しおりの管理も出来るし結構便利かも。
ただ、pdfの読み込みは少し遅いかな・・・まだ自炊の書籍を読んでないのでなんともいえません。


参考リンク
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1107/30/news003.html
http://ameblo.jp/japanscanservice/entry-11407998251.html

ではでは良いタブレットライフを!!





学会でのタブレット活用を考える ~機種選び編~

学会行くときにモバイルPCを持っていく人は多いと思います。でも
バッテリーが~~
重くて腕が・・・
鞄がかさばるなぁ~
って理由から嫌になりますよね。じゃ最近流行りのタブレットを有効活用しよう!って事で考えてみます。
まずは機種選びですが、その他についてはこちら【電子書籍利用】【手書きノートアプリ

使用環境(要求スペック)はこんな感じ

①主に外出時使用 (学会)
 →Wi-Fi接続で10時間以上のバッテリー欲しい

②予稿閲覧
 →PDFサクサク、画面サイズは8インチ以上、ブラウザ使用

③officeファイルは読み込みのみ
 →これは以外と重要。外での書類書きガッツリな人は、surfaceへどうぞ。

④非iPad
 →メインPCがWinなのでiOSを導入する理由なし

⑤文書打ち込み+手書き
 →ノート代用なんですが、化学系ということもあり構造式の描写は手書きが早いので

⑥電子書籍が読みたい
 →ヒマつぶしようです。

⑤⑥はソフトのお話なのでまたのお話。 ⑤ノート用アプリ編  ⑥電子書籍編


機種選び

ここでは①~④をベースにタブレットの機種を選びたいと思います。
まぁ非iPadなのでAndroidWindowsの機種ですと下の機種が最終候補になりました。

Android
・Lenovo YOGA TABLET 8 or 10
・ASUS MeMO Pad 8 or 10
・SONY Xperia Tablet Z  10

Windows
・マイクロソフト Surface2
・ASUS Vivo Tab Note 8 or 10
・Think Pad 8 or 10
って感じですねかね。surfaceとXperia以外は各サイズをそろえているので、お好みに合わせたサイズいいんではないでしょうか。
ただ、実機を触った感想では 8~10インチがベストって思いますね。

7インチは手書きするには小さい。
10インチ以上はそもそもない。

重量を考慮にいれて、
少しでも軽量でないと、ポスターセッション中に片手持ちし続けるのって結構しんどい。

あと重要なのが
⑤文書打ち込み+手書き

いいアプリがなかなか無くて、今のところマイクロソフト製OneNoteがベスト!
OneNoteは非常に優秀!ただ、OneDrive(旧SkyDrive)にしか保存できないとか、Microsoftアカウント必須とか結構めんどくさいですが、使い勝手は最高です。
ただ、
iOS用はフルスペックのようですが、Android用は読み込み専用みたいでね・・・これが大変。
モバイル用のOffice365がどうなって行くのか・・・ココ次第って感じですが。先日3月末にiOS対応したようなので、Android対応も秒読みと思いましょう!!。

まぁそうなると、逆にWinを使う理由がないんですね。

って事でAndroid端末。
値段気にしなかったらXperia ですけどね。今回は初めてのタブレットということで
安価なYOGA8インチに決定しました。



2014年3月15日土曜日

スマホをTVに映す!

家でPCをいじる機会がめちゃくちゃ減ってしまった・・・
最近は動画を見たり、ブラウジングするくらいしかすること無いなぁ

ってことで、最近ではデスクトップをTVラックに収納して、TVをモニターとして使用しています。

でも!PC起動すらめんどくさい!!!

ってことで、スマホの動画がTV画面で見られたらいいな~ってことで少し調べると色々出てきます。
有名なところだと「AppleTV」「Chromecast」ですね、でもこのへんってありがた迷惑な機能が結構あるんですよね。
たとえば、iTuneからの出力だったり、chrome専用アプリからの出力だったり、設定は楽にしてあるみたいですけど、持ってる動画だったり、ゲームの表示だったりは出来ない・・・

実際やりたいのは動画ストリーミング・ゲームアプリですので、ブラウザやアプリの制約があるのは使いづらいんですね。で結局そのままミラーリングしてくれればいいやってことになりました。

ただ私の場合はPC出力も出来てほしいので、こんな条件で探してました。

・入力機器からは無線
・スマホ、タブレット、PC全て対応
・映像だけでなくて音声出力も対応

なんて都合いいのないよな~って思っていましたが・・・
ありました!

発売は2013年12月。すごいタイミング!
さっそく購入です、ヨドバシカメラで9000円くらいでした。ネットだともう少し安いかな?

こいつの特徴は
・Miracast 対応
・WiDi 対応
両方に対応しているという素晴らしさ!!

MiracastはAndroidで対応している機種が多いので助かりますね。
WiDiはあんまり詳しくないですが、インテル主導の規格ですので主にWindowsに採用されるのかな?Windows8には標準対応しているみたいですね。

パッケージです↓




サイズも小さくて便利そう♪


ケーブルは電源ケーブルとHDMIケーブルのみ
設定も必要なし!TVにつないで電源ケーブルさすだけ、電源スイッチもない。
緑ランプが点灯したら準備OK!


これがTVの画面です。


すでにモバイル側を待ってくれていました。
今回はXperiaからの出力なので
「設定」→「Xperia」→「スクリーンミラーリング」→「スクリーンミラーリングをONにする」
とすれば終了。
めちゃくちゃ簡単でびっくりでした。

スマホの画面がそのままTVに出力されますよ。なんで、カメラでTVを撮影するとこんな感じ














右端の撮影ボタンがスマホでしょ。
こいつのすごいのは、HDMI出力なので音声もミラーリングします。
音量はTVリモコンからの操作となります。

画質はスマホの解像度のままですので、まぁそんなもんです。

気になるのはスマホ側の電池消耗でしょうか。これは予想通りめちゃ減ります。まぁWiFiで画像と音声を出力し続けるわけですから仕方ないか。
動画閲覧アプリである「ひま動ビューア」で動画再生しながらだと・・・なんと!
2.0A充電でも追いつかない!!
これ以上早い充電器ってあんまり無いと思うんだけど・・・長時間の利用はあまり出来ないかもしれませんね。2,3時間くらいは特に問題ありませんでした。

スマホでのレビューはこんなところ、特に苦労せず5分程度で接続から設置まで出来ました。


PCからの出力も試したかったのですが、私のPCはWindows7で非対応のようです・・・悲
対応PCのWin7ユーザーはココからWiDi用のソフトウエアをインストールすることで使用可能になるようです。

やっぱり大きい画面で見るのは楽でいいですね。

めんどくさい→楽に見る

っていうコンセプトに合ってるのでとても満足♪どうぞお試しあれ。